僕の痔瘻日記

痔瘻闘病記。悩んでいる人に少しでも勇気を

術後~Neighbourhood~

下半身麻酔って変な感じ。
女性の方すいません。男性には玉袋があり、横になって寝ているので、
玉袋にも感覚が無く、挟んでしまっているのか、どうなっているのかすら
わかりません。なんかふんどしみたいなの付けられてるなぁと感じるだけです。

3時間が過ぎとりあえず最初にやることは尿を出す事だと。
明日の朝までトイレに行けないので、麻酔が取れてから水分を取っても良いと
言われたのですが、極力避けました。お口を潤す程度です。
膀胱に尿をためてはいけません。500ml溜めたらアウトと言われ、
現状200mlちょいあるそうです。
あれだけ尿を出し、水分も取ってないのに、点滴おそるべし…

もう2時間ほど休み、夕食のお時間。
飲むゼリーを出されました。(ウィダーインみたいなの)
食欲も無く、何より便を出すのも先延ばしにしたかったので、味見だけで終了。

この時点で膀胱チェックしてもらったら300ml

4人部屋で隣の人は前日に手術を行い、前のベッドの人は二日前に。
隣人は皆尿カテを回避してきた。ここで僕だけブッ刺す訳にはいかない。

看護師さん曰く、うまく行けば明日の朝まで持つかな~どうかな~と。

今晩の担当看護師はT看護師。今思えばこの人が一番つらい日に担当してくれて
本当に良かった。他にも良い人は居たが、ちゃんと親身になってくれたのは
この人だけ。術後ってパンツも履いてないし、下半身ひどい事になってるです。
でも痛みと、動けないのとでもうどうでも良くなってしまいます。
露出狂の人ですら、多分わくわくしている場合では無いと思います。
普通であれば自分より若くかわいい看護師にこんな姿を見られ恥ずかしいか
私の友人の変態野郎であれば興奮しているであろうと思ったが、
本当にそれどころではない。

まず襲ってきた痛みを回避する為にロキソニンを飲む。
まずこんなもん効きやしない。

これから手術を迎える方々へ。
痛みって耐えちゃだめなんですよ。
痛み耐えようとするとちから入りますよね。
特に肛門とか力んじゃうと逆に治り遅くなります。
なので痛ければすぐに看護師に相談してください。
僕はとりあえず点滴に痛み止め入れてもらい、静脈に直で行ってもらいました。

これでも効かない人安心してください。筋肉注射あります。

良くスポーツ選手が骨折っても「俺は試合に出るぜ」っていう時に打つあれです。
僕ならそんなもん打ってまで絶対に出ません。次元が違います。

 

僕は点滴でなんとか過ごせましたが、知り合いが同じ根治手術を受けており、
彼は医療従事者の為色々と詳しく、そっこー筋肉お願いします♪と看護師に言い
快適な夜を過ごしたそうです。


話は元に戻し、尿意問題へ。

300mlか・・・あと200mlで満杯。

こいつはやべぇ。試す時が来たか…

T看護師に尿瓶を持ってきてもらい、いざチャレンジへ。
尿を出そうとすると自然に肛門に力が入るんです。おっとこりゃだめだ。
点滴が効いてきてからにしよう。

30分後再チャレンジへ

 

なんかね、あれですよ。頭の中で常識と非常識が戦います。

幼少期に本当に寝小便をしなかった子だったみたいなんです。
変にキレイ好きというか、心配症というか、今でも少しでも尿意感じると
トイレに行っちゃうんです。それもあり、横になって尿を出すっていう事が
頭の中で「非常識」と認識してしまい、まぁ出ない。

ベッドを汚す訳ない、何もおかしくない。普通の事だ。

こう考えてもまぁ出ない。よし、認識を変えてみよう。


こういうプレイもある。人生何事も経験だ。経験せずに否定してはいけない。

これは常に僕は思っている事なんです。悪い事であれ、いけない事であれ。
人を殺める以外は何でも経験したいという軽いサイコパスなところがあります。
時々後輩にもサイコパスと言われますが、本当軽い程度です。

その様に頭を切り替えたら簡単に出す事が出来ました笑い。

150ml程出たみたいで、T看護師からも

尿カテ回避おめでとう♪今日はゆっくり休んでね。夜寝る前にまた
痛み止めの点滴は入れてあげるからね。

その後夜中3時頃にも痛みに襲われT看護師に助けて貰いました。

こうして術日は過ぎていきました。

本当手術は怖くないし、術後も痛みコントロールすれば先ず大丈夫です。

この先の事はまたその時考えようという頭の切り替え大事です。